
セレナはファミリーカーとして高い人気を誇る日産のミニバンである。子どもの送り迎えや買い物、レジャーなど、多様なシーンで活躍するセレナを所有する場合、見過ごせない存在がセレナの自動車税である。自動車にかかる税金は家計にとっても決して小さな負担ではない。
そこで本記事では、セレナの自動車税について徹底的に解説し、さらに支払いをお得にするポイントや維持費にまつわるあれこれを紹介する。読めば、セレナの自動車税をしっかり理解したうえで家計の負担を最小限に抑えるヒントが得られるはずだ。
本記事の主な流れは以下の通りである。
- セレナの自動車税の基本を押さえる
- セレナならではの特性やグレード別の自動車税への影響
- 自動車税を支払うタイミングや手続きの流れ
- 節約や軽減を図る裏ワザ
- 自動車税とあわせて気になる維持費の内訳
セレナの自動車税をちゃんと理解すれば、毎年の納税が少しラクになるかもしれない。この記事を通じて、セレナの自動車税を知り、家計を守る知恵を身につけてほしい。
セレナの自動車税とは?
まず「セレナの自動車税」とは何かを解説する。自動車税(正式名称:自動車税(種別割))は、都道府県に納める税金の一種で、自家用車を所有している場合に毎年課される。排気量を基準として課税額が異なるという特徴がある。
セレナの場合、一般的なガソリンエンジンモデルは排気量が2,000cc前後(1,997ccなど)になるため、排気量区分でいうと「1.5リットル超~2リットル以下」の枠になる。ここに該当すると、標準的な自動車税額は年間で39,500円(2023年度時点)ほどである。ただしセレナにはe-POWERというハイブリッド系のグレードが存在するため、燃費性能によっては自動車重量税などの減免を受けられる可能性もある。
なお、これまでは自動車税と自動車重量税、そして環境性能割といった税制が入り乱れていたが、法改正により名称や区分が変わっている部分があるので、最新の情報を押さえることが大切である。
セレナの自動車税が高く感じる理由
セレナの自動車税は決して安くはない。なぜ「セレナの自動車税は高い」という印象を持つ人が多いのだろうか。それは以下の理由が考えられる。
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エンジン排気量の区分
セレナは2.0Lクラスのエンジンを搭載しているモデルが多い。この排気量帯は自動車税の課税区分としては中程度だが、軽自動車や1.0L・1.2Lクラスのコンパクトカーと比べれば高めになるのは確かである。セレナほどの車格になると、どうしても排気量がある程度大きくなるのは仕方ない部分だ。 -
ミニバン特有の重量
セレナは7~8人が乗れる広々とした車内空間を誇るため、車両重量もそれなりに大きい。自動車税そのものは排気量による部分が大きいが、重量が増すと自動車重量税など他の税や維持費が総合的に高額になりがちだ。そのため、まとめて「セレナの自動車税が高い」と感じられることも多い。 -
自動車税以外の諸経費
ミニバンは燃費もコンパクトカーよりは劣りがちで、ガソリン代など維持費もかかる。加えて車検時の整備費用も高額になる場合がある。結果として全体的に「維持費が高い=自動車税も高い」と思われやすいのだ。
しかし、それでもセレナは広い車内と快適性が魅力であり、ファミリー層には欠かせない存在でもある。自動車税を賢く節約する術を覚えれば、その負担感を和らげることができるはずだ。
排気量別にみるセレナの自動車税
ここからは具体的に、排気量別にセレナの自動車税を見ていく。一般的に、セレナの標準グレードは2.0Lエンジンを搭載しているため、下記の区分に該当する。
- 1.5L超~2.0L以下:39,500円(2023年度時点)
もし排気量が2.0Lをわずかに超える場合、2.0L超~2.5L以下のクラスに入り、45,000円ほどになる。しかし日産セレナの場合、ほとんどのガソリンエンジンモデルが2.0L枠に収まるので、通常は39,500円が目安となるだろう。なお、これはあくまで2023年度時点の金額であり、年度によって改正される可能性があるので注意が必要だ。
さらにe-POWERモデルでは、エンジン自体は1.2Lクラスを搭載し、そのエンジンを発電に使って走行する仕組みである。e-POWERモデルの排気量は1.2Lなので、1.0L超~1.5L以下の区分に入り、実はガソリンモデルより自動車税が安い枠組みになる(2023年度時点では年間34,500円)。ただしe-POWERの燃費性能やエコカー減税などの優遇措置によって、年式や環境性能によって税額が変動することがある。購入を検討している場合は最新の情報をチェックするのがよい。
セレナの自動車税とエコカー減税
セレナにはエコカー減税やグリーン化特例など、いくつかの税制優遇が適用される場合がある。たとえばe-POWERは電気自動車ほどではないが、シリーズハイブリッドとして燃費性能が高く評価されており、特定の年式・グレードによっては減税対象となるケースがある。
エコカー減税は、環境性能割(旧自動車取得税)や自動車重量税に対して適用されるのが一般的だが、グリーン化特例という制度では自動車税(種別割)が軽減されることがある。具体的には下記のような優遇が期待できる。
- 新車登録から一定期間、高い環境性能を示す車両は自動車税の年額が概ね25~75%程度軽減
- 自動車重量税についても、最大で75%程度が減免
ただし、これらの優遇制度は年度ごとに適用条件や減税率が変更されるため、常に最新情報を把握しておかなければならない。セレナの購入時や買い替え時に節税を狙うなら、販売店からの案内や国土交通省や総務省の公式情報をチェックしておくといいだろう。
セレナの自動車税はいつ・どこで払う?
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支払い時期
一般的に自動車税は、毎年4月1日時点で自動車を所有している人に対して課される。納付書は5月上旬頃に届き、5月末までに支払うのが原則となる。セレナの自動車税も同様である。 -
支払い方法
近年は支払い方法も多様化してきた。従来は金融機関やコンビニなどで納付書を使って支払うケースが多かったが、今ではクレジットカード払いやスマホ決済アプリによる支払いも可能になっている。クレジットカードで支払うと決済手数料がかかる場合があるが、ポイントが貯まる利点もあるので、家計管理のスタイルに合わせて選ぶと良い。- コンビニ払いや金融機関窓口
- クレジットカード決済
- スマホ決済アプリ(Pay系など)
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遅延するとどうなる?
もし納付期限までにセレナの自動車税を納めなかった場合、延滞金が発生する可能性がある。さらに車検を通す際、滞納があると手続きがスムーズに進まない場合もあるので、忘れずにしっかり支払っておくことが大切である。
セレナの自動車税を節約するコツ
セレナの自動車税は毎年支払う必要があるが、いくつかの工夫で節約につなげられる可能性がある。以下では、家計を助けるためのヒントを紹介する。
燃費向上を狙う
税率そのものを下げることは簡単ではないが、e-POWERなど燃費のいいグレードを選択することで、実質的な維持費を抑えられる。燃費が良ければガソリン代を削減できるため、総合的なコストダウンに繋がる。さらにグリーン化特例が適用される場合、自動車税も軽減される可能性があるので大きなメリットとなる。
中古車で節税を狙う
新車登録から年数が経過している中古車を選ぶと、車両価格が安くなるだけでなく、グレードによっては一定のエコカー減税がまだ適用される場合もある。また、経年車だと保険料が下がるケースもあるため、トータルの維持費が軽減できるかもしれない。ただし、すでに減税適用期間が終了している場合もあるので、購入前によく確認する必要がある。
一括納付特典を利用する
地方自治体によっては、自動車税を一括で納付する際に特典やポイント還元が用意されることがある。たとえばクレジットカード納付でポイントがつく場合、実質的な節約につながる。また、銀行によってはキャンペーンを行っていることもあるのでチェックするのも手だ。
車検や点検のタイミングを見直す
自動車税とは直接関係がないように思えるが、車検時期が近い車の場合、購入や乗り換えのタイミングをうまく合わせると税金を最適化できることがある。たとえば、4月~5月のタイミングで新車を購入すると、その年の自動車税の扱いが変わり、わずかではあるが得をするケースも考えられる。そういった細かいスケジュール管理が結果として家計の負担軽減につながることがある。
グレード別に見るセレナの自動車税の違い
セレナと一口に言っても、さまざまなグレードが存在する。ここでは代表的なグレードをいくつかピックアップし、自動車税にどのような違いがあるかをざっくりと説明する。
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ガソリンモデル(2.0L)
- 通常のセレナハイウェイスターなどが該当
- 排気量は2.0L
- 自動車税は39,500円(2023年度)
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e-POWERモデル(1.2L)
- エンジンは1.2Lで発電用
- 自動車税は34,500円(2023年度)
- 燃費性能が高い分、グリーン化特例などの恩恵を受ける可能性あり
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ハイウェイスターVやAUTECHなどの特別仕様車
- ベースモデルの排気量は変わらない
- e-POWER版かガソリン版かによって税額が変わる
- 追加装備や内装の豪華さによって重量が増加するが、自動車税は排気量が基準なので大きくは変わらない
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ハイブリッドモデル(旧型)
- セレナには以前、S-HYBRIDというマイルドハイブリッド的なグレードもあった
- 排気量自体は2.0Lである
- 結果として自動車税額はガソリンモデルと変わらないが、重量税や燃費に差がある場合もある
自動車税の面だけで言えば、e-POWERモデルがもっとも有利である。ただし、購入価格や装備品の違いなども総合的に判断する必要がある。
セレナの維持費の内訳を把握しよう
セレナの自動車税は維持費全体の一部に過ぎない。実際には、以下のような費用も含めて管理することが重要である。
- 自動車税(毎年)
- セレナの場合、約34,500円~39,500円程度が目安
- 自動車重量税(車検ごと)
- 排気量ではなく車両重量に応じて課税される
- 新車登録からの年数やエコカー減税の有無によっても異なる
- 自賠責保険(車検ごと)
- 強制保険であるため必ず支払う必要がある
- 車検期間2年もしくは3年単位での支払い
- 任意保険(毎年または毎月)
- 対人・対物など、補償内容により保険料が変動
- 車両保険をつけるとさらに割高になる
- 車検・メンテナンス費用
- オイル交換やタイヤ交換、消耗品の交換など
- ミニバンゆえに消耗品のコストがコンパクトカーより高い場合がある
- 駐車場代や高速料金
- 都市部では駐車場代が大きな負担になる
- セレナは車体が大きいため、立体駐車場などで追加料金が発生することも
これらを総合的に見て維持費を管理すると、どこを節約すればいいかが明確になる。自動車税だけに注目するのではなく、燃費向上やメンテナンスのタイミング調整、保険プランの見直しなども同時に考えるといいだろう。
セレナの自動車税にまつわるよくある疑問
ここでは「セレナの自動車税」に関するよくある疑問をまとめてみる。
Q1. e-POWERに買い替えるとどのくらいお得?
A. e-POWERモデルは排気量が1.2Lなので、ガソリンモデルの2.0Lと比べて年間約5,000円程度税金が安くなる可能性がある。また、燃費が良いのでガソリン代も節約になる。購入価格が割高な面はあるが、長期的に乗るならコストパフォーマンスは悪くないといえる。
Q2. セレナの自動車税は年式によって変わる?
A. 基本となる自動車税の額は排気量で決まるため、年式だけで大きく変わることはない。ただし、グリーン化特例やエコカー減税の対象となるかどうかが年式と環境性能に応じて異なる。そのため同じ排気量でも、減税が効いている年式なら実質負担が下がる場合がある。
Q3. 移転登録するときの自動車税はどうなる?
A. 車を売買したり譲り受けたりするときは、名義変更(移転登録)を行う必要がある。通常、自動車税は4月1日時点の所有者に課されるため、年度の途中で名義変更する場合は当事者間で日割計算をして清算することが多い。具体的な支払いは双方の合意によるが、トラブルを避けるためしっかり取り決めることが重要だ。
Q4. 自動車税の通知が来なかったらどうすればいい?
A. 納付書の送り先は、車検証に記載されている所有者の住所である。転居したのに住所変更をしていないと通知が届かない場合がある。通知が届かなかったとしても支払義務はなくならないので、最寄りの都道府県税事務所に相談して再発行してもらうか、早めに住所変更の手続きを行うことが必要である。
セレナの自動車税に関する情報源をチェック
自動車税は法律や制度改正の影響を受けるため、常に最新情報を把握しておくことが重要である。下記の外部サイトを参考にすると、より正確な情報を得られるだろう。
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国土交通省 公式サイト:https://www.mlit.go.jp/
自動車税やエコカー減税、グリーン化特例などに関する告知やQ&Aが随時更新される。 -
各都道府県庁のホームページ
自動車税の納付方法や窓口情報、独自のサービスなどが掲載されている。自分の住んでいる地域の情報を確認することが大切である。 -
日産公式サイト
セレナの最新グレードや燃費性能、税制優遇についての案内が掲載されている。購入や買い替えを検討しているなら、まずはメーカーの公式情報をチェックしたい。
まとめ
セレナの自動車税は、ファミリーカーとして人気の高いセレナを所有するうえで欠かせない支出である。排気量によって税額が決まる仕組みから、ガソリンエンジンモデル(2.0L)の場合はおおむね39,500円、e-POWERモデル(1.2L)の場合は34,500円が目安となる。さらに、エコカー減税やグリーン化特例が適用される場合には税金の軽減も見込める。
支払い時期は毎年5月末までが基本であり、近年はクレジットカードやスマホ決済など、支払い方法も柔軟になっている。家計に直結する問題ゆえ、忘れずに期限内に納めることが大切だ。
また、自動車税以外にも自動車重量税や任意保険、車検・メンテナンス費用などが大きな割合を占める。自動車税だけに目を向けるのではなく、総合的な維持費を把握しておくことで、より適切な節約プランを立てられる。
セレナの自動車税をうまく管理し、家族との思い出づくりに集中できるカーライフを楽しんでほしい。