洒落怖怪談

1 :VIPがお送りします:ID:OP111

7年くらい前の話。
大学卒業したけど就職決まってなくて、バイトしながら「まあ何とかなるっしょw」って生きてた。追い詰められないと動かないタイプで、テストも一夜漬け“対”タイプ(←自分でも意味不明)だった。

2 :VIPがお送りします:

1 対ってなんだよwww
1 そこ誤字るやつが社会出るなw

3 :VIPがお送りします:

1 でもその雑さ、後の怪談の入り口

4 :VIPがお送りします:ID:OP111

で、真夏に悪友カズヤ(仮名)と家でダラダラしてたら、なぜか
「ヒッチハイクで日本横断しようぜ」
って話になって、勢いで計画した。

5 :VIPがお送りします:

4 夏の勢い=信用してはいけない
4 だいたい“なぜか”から地獄始まる

6 :VIPがお送りします:ID:OP111

カズヤは同じ大学のやつ。女好きで、頭と下半身が別の典型。
でも底抜けに明るくて裏表ないから、女関係で揉めても男友達は多い。俺とは性格真逆なのに妙にウマが合った。

7 :VIPがお送りします:

6 “頭と下半身別”って悪口完成してて草
6 でもこういうやつ友達に一人いる

8 :VIPがお送りします:ID:OP111

計画はガバガバ。
北海道まで飛行機→そこからヒッチハイクで地元九州に戻る。
カズヤは「通った地方で最低でも1人の女と合体する!」とか言ってた。
俺もまあ…旅の楽しみ+ちょい期待、みたいな。

9 :VIPがお送りします:

8 合体wwwロボアニメのノリw
8 目標が下半身100%

10 :VIPがお送りします:ID:OP111

3週間で準備して札幌到着。
俺は飛行機疲れで夕方ホテル戻ったけど、カズヤは夜の街へ。
翌朝ロビーで再会したらニヤつきながら指で輪っか作ってOKサイン。察してくれ。

11 :VIPがお送りします:

10 そのジェスチャー腹立つなw
10 ここまでは旅行記(リア充)

12 :VIPがお送りします:ID:OP111

ヒッチハイク開始。人生初。テンションだけは最高潮。
でも1時間止まらない。1時間半でようやく1台目。短距離でも嬉しかった。
夜の方が止まりやすいってのは割と当たりで、特に長距離トラックが多かった。
3日目にはお礼用にタバコ(トラック兄ちゃん)/飴(一般車)を買い込むようになってた。
車内はカズヤが喋り倒すからずっと笑い。女子複数の車もあったが…まあ…うん。

13 :VIPがお送りします:

12 ここ怪談スレだよな?
12 “まあうん”禁止(嫉妬)

14 :VIPがお送りします:ID:OP111

4日目で本州。銭湯入ったり名物食ったり、2日に1回ネカフェ泊まったり。
運転手の家に泊めてもらうこともあって「人って優しい…」ってなってた。
……が、出発から2週間くらい、甲信地方の山深い田舎で全部ひっくり返った。

15 :VIPがお送りします:

14 ここから空気変わるやつ
14 正座した

16 :VIPがお送りします:ID:OP111

その夜、寂れた国道沿いのコンビニで降ろされた。蒸し暑い。車来ない。ほぼ通らない。
俺ら疲労で変なテンションになってて、カズヤが例の下ネタソング歌い出す。
時刻は深夜0時すぎ。

17 :VIPがお送りします:

16 深夜コンビニでそれはやめろw
16 店員のメンタル削るな

18 :VIPがお送りします:ID:OP111

店長に事情話したら「最悪どうしても立ち往生したら市内まで送ってやるよ」って言ってくれて、田舎の温かさに泣きそうになった。
でもその後1時間半、車は来ない。
「もう店長に甘えるか…」ってなりかけた時、1台のキャンピングカーが駐車場に入ってきた。

19 :VIPがお送りします:

18 キャンピングカー=イベント確定演出
18 ここで店長ルート選べよ…

20 :VIPがお送りします:ID:OP111

降りてきたのは60代くらいの男。つば広のカウボーイ帽+スーツ。
買い物カゴに絆創膏をやたら大量、コーラ1.5Lを2本。
会計中、立ち読みしてる俺をずっと凝視。気持ち悪かった。
で、外に出たらカズヤがその男と話してて「乗せてくれるってよ!」
眠気と疲労で思考停止してた俺、意味不明な納得(アウトドア派だから帽子…?)して乗った。

21 :VIPがお送りします:

20 絆創膏大量=赤信号
20 コーラ2本=後の同期ゲップ燃料

22 :VIPがお送りします:ID:OP111

乗り込んだ瞬間「しまった」と思った。空気が変。
家族がいた。父(運転手)60代、母(助手席)70代。
後部座席に双子の息子。どう見ても40過ぎ。
しかも双子が同じ服、同じ靴、同じ髪型(頭頂ハゲ)、同じ姿勢、同じ顔。
カズヤも俺も絶句。

23 :VIPがお送りします:

22 ハゲまで同期すなwww
22 40過ぎ双子で“同じ姿勢”が一番怖い

24 :VIPがお送りします:ID:OP111

母も異様で、真っ白ワンピ(ウェディングドレスみたい)+白粉ベタ塗り。
名前が母「聖(セント)ジョセフィーヌ」、父「聖(セント)ジョージ」。
双子は「赤」と「青」(赤ら顔/青あざ)。
双子は一言も喋らないのに、コーラを同じペースでラッパ飲みして、ゲップまで同時。ここで背筋が凍った。

25 :VIPがお送りします:

24 “ゲップ同期”で耐えられる人類いない
24 セント系の途中で雑ネーミング笑う(笑えない)

26 :◆口笛鑑定士HUEHUE:ID:EX777

その一家、要素が揃いすぎてる。
・十字架(宗教モチーフ)
・「晩餐」って単語(聖餐っぽい)
・セント○○(英語圏の聖人名)
・同調行動(双子の同期)
ここまでくると“人間の家族”より“儀式の役割”の方が強い。
口笛の曲がミッ○ー系なら、陽気な旋律を“恐怖と結びつけて固定”するために敢えて選ぶパターンもある。
※私は口笛の鑑定士。職業は聞くな。

27 :VIPがお送りします:

26 なんだよ口笛鑑定士ってwww
26 コテハン臭すげえw
26 でも言ってることは怖い

28 :VIPがお送りします:ID:OP111

カズヤが15分も経たず「もうここらで結構です、ありがとうございました」って言った。
でも父は「せめて晩餐を食べていけ」、母は「熊が出るから!今日と明日は!」って意味不明。降ろしてくれない。
聞き返したら父が「聞こえたか!!」って怒鳴って、双子が同時にケタケタ笑った。
キャンピングカーが国道逸れて山道に入った時点で、俺ら「車止まったら逃げる」って決めた。

29 :VIPがお送りします:

28 今日と明日は熊(概念)
28 “晩餐”って単語が怖すぎ

30 :VIPがお送りします:ID:OP111

山道を30分くらい走って、小川のある開けた場所に停車。
その瞬間、車の一番後ろのドア(トイレだと思ってた)から「キャッキャッ」って子供みたいな笑い声。
母「マモルもお腹すいたよねー」
双子がハモって「マモルは出したら、だぁ・あぁ・めぇ!!」
そして外に出たら、焚き火のそばに2m近い大男。カウボーイ帽+スーツ。顔は帽子で見えない。
ミッ○ーマ○スのマーチを口笛で吹きながら大型ナイフで動物解体して鍋を煮てた。
キャンピングカーのフロントには十字架。

31 :VIPがお送りします:

30 十字架+鍋+解体=役満
30 口笛BGMが最悪すぎる

32 :◆口笛鑑定士HUEHUE:ID:EX777

“マモル”が出てくるのが嫌な一致。
守る(護る)=外に出しちゃいけない=閉じ込める理由付け。
あと「ハレルヤ」系の叫びは、恐怖を祝福の言葉で上書きする“反転”の典型。
……まあ、現場にいたら理屈じゃなく走るけどな。

33 :VIPがお送りします:

32 なんか急にマトモで腹立つw
32 “理屈じゃなく走る”は正解

34 :VIPがお送りします:ID:OP111

カズヤが「しょんべんしてきます」って言って俺もついていった(逃走合図)。
森に入ろうとキャンピングカー横を通った瞬間、後部窓に“何か”がバン!って顔と両手を貼り付けて
「マーマ!!」
異様に突出したおでこ、目の位置が低い、両手パンパンに腫れてるみたいな姿。
俺ら限界突破して森へ猛ダッシュ。

35 :VIPがお送りします:

34 貼り付け描写が生々しくて無理
34 “マーマ”って呼び方が嫌すぎる

36 :VIPがお送りします:ID:OP111

森を下って県道に出ようと走るが、1時間走っても明かりが見えない。迷った。
極限でなぜか二人で爆笑して、笑いが止まった瞬間、森の匂いと暗闇で現実に戻って震えた。
うつらうつらしてたら午前4時。
遠くで口笛。ミッ○ーマ○スのマーチ。大男が探してる。
俺らまた走る。

37 :VIPがお送りします:

36 極限で笑うのリアルで怖い
36 ミッキーが追跡BGMになる世界線いやだ

38 :VIPがお送りします:ID:OP111

使われてない駐車場みたいな場所に出た。街が木々越しに見える。
カズヤ「腹痛い」
古びたトイレに入ったら、隣の女子トイレから女の子の泣き声。どんどん酷くなる。
俺、意を決して女子トイレに入って声かけたが返事なし。泣き声だけ。
その時、上の道から車の音。
キャンピングカーが下ってきた。
俺らはトイレ裏に隠れて息を殺した。

39 :VIPがお送りします:

38 古びたトイレ=イベント確定
38 助けに行くの善人だけど死ぬ役

40 :VIPがお送りします:ID:OP111

父が男子トイレに入ってきて「ハ~レルヤ!!」とか言いながら小してる。
母も女子トイレで「紙が無い!」って言ってる。
でも泣いてる子への反応が一切ない。泣き声は止まらない。
父が「~を待つ、もうすぐ来る」って言ってた。
しばらくして母が「~ちゃん来たよ~!」
足音、そして口笛。大男だ。
その瞬間、泣き声が絶叫みたいになって……フッと消えた。

41 :VIPがお送りします:

40 反応ないのが一番怖い
40 消えるの最悪

42 :VIPがお送りします:ID:OP111

大男が叫ぶ。「ここだったよなぁぁぁぁ!!」
父母「そうだそうだ!!」「罪深かったよね!!」
双子の笑い声。
俺らのことじゃないっぽい。
やがてキャンピングカーは去った。
女子トイレを確認したら誰もいない。鍵も壊れてた。
カズヤが「女の子なんて最初からいなかったんだよ」って呟いた。

43 :VIPがお送りします:

42 俺らじゃないなら“何”だよ…
42 2人で同じ幻聴は無理

44 :◆口笛鑑定士HUEHUE:ID:EX777

“場所に残る音”は二人で共有することがある。
残留ってやつ。泣き声が増幅するのは“聞く側の恐怖”も燃料になる。
……あと、儀式っぽい一家が「罪深かった」と言ってるなら、そこは“過去に罪が落ちた地点”だ。
トイレとか、駐車場とか、人気のない場所が選ばれやすい。
(※私は口笛鑑定士。職業は聞くな。2回目)

45 :VIPがお送りします:

44 2回言うなwww
44 怖いことをサラッと言うな

46 :VIPがお送りします:ID:OP111

俺らは森を抜けて国道へ。
トラックに拾われて(事情は山で迷ったって濁した)、例のコンビニへ戻った。
店長に話したら怪訝な顔で
「キャンピングカー?いや君ら、あの時急に店を出て国道沿い歩いて行ったじゃん。呼んでも無視するし…」
って言う。
俺ら、確かにキャンピングカーが停まって会計してるの見たのに。

47 :VIPがお送りします:

46 店長の証言が一番ホラー
46 世界線ズレた

48 :VIPがお送りします:ID:OP111

カズヤが俺をトイレに連れ込んで相談中、個室から水流す音。
……口笛。ミッ○ーマ○スのマーチ。
カズヤがキレて「開けろオラァ!!」って叩いたら、出てきたのはただの地元高校生。
口笛が上手いだけ。
俺らは気まずく謝って、運転手にタバコ1カートン渡して市街へ向かった。

49 :VIPがお送りします:

48 高校生「なんだこの大人…」
48 トラウマって理不尽

50 :VIPがお送りします:ID:OP111

途中の朽ちたドライブインで休憩した時、俺が見つけた。
あのキャンピングカーが停まってる。
でも車体が何十年も放置されたみたいにボロボロ、タイヤパンク、窓全部割れ。
中を覗くと、俺らのリュックが2つ。
しかもリュックも中身も、長年放置されたみたいに朽ちてた。
逃げようとした時、奥のドアの向こうで「ガタッ」
「マ ー マ!!」
俺ら叫びながらトラックへ走った。

51 :VIPがお送りします:

50 時間ズレ系ほんと無理
50 朽ちた自分のリュックが一番怖い

52 :VIPがお送りします:ID:OP111

運転手も青ざめてた。
「帽子かぶった人影が見えた気がして…その瞬間、耳元で口笛が…」
運転手が再現した口笛は、ミッ○ーマ○スのマーチ。
市街が近づいた頃、俺は運転手に聞いた。
あの山で昔、事件があったか。
運転手は「若い女が殺された事件があったとか…」って言った。
カズヤが「トイレっすか?」って聞いたら「確かそう」って。

53 :VIPがお送りします:

52 うわ、泣き声の正体…
52 “トイレ”で繋がるの最悪

54 :VIPがお送りします:ID:OP111

それから俺らは新幹線で地元に帰った。
あの一家が何だったのか分からない。実在か、幻か、この世のものじゃないのか。
カズヤは今でもキャンピングカーが無理。
俺はミッ○ーマ○スのマーチが無理。
たまに夢で、耳元にあの口笛が鳴る。

55 :VIPがお送りします:

54 乙…笑わせに来たのに最後ガチで冷えた
54 ミッキーの風評被害が最大級
54 口笛鑑定士、責任取れ

56 :◆口笛鑑定士HUEHUE:ID:EX777

責任は取らない。
ただ一つだけ言う。
“陽気な曲”ほど、恐怖のフックになる。
あなたが苦手になったのは、あなたが正常だからだ。

57 :VIPがお送りします:

56 なんかいいこと言って締めるなwww
56 でも怖いから寝れないんだが